「尻職人」倉持由香さんに共感する。

昨日、佐々木俊尚さんが紹介してらした、これ、めっちゃ響いたので、忘れないように自分用のメモ。




ものすごく勉強になったところ:

私は「小さくなってるパイを取り合ってもしょうがないから、まずはパイを大きくしないと」って言ってたんですけど…。結局そのマネージャーさんには、最後まで伝わらなかったですね。

→ これ、すごくいい!! そうなんだよね、小さくなってるパイを取り合っても、なーーーんにも意味がない。音楽業界、これ、よく聞いておかないと!!

そして「トップ層」が100になるように、広めること。 三角形はいつも綺麗な三角形でならねばいけない。私たちは、この裾野の10万人の部分を増やして、底辺を広げないといけない。

実はこれ、昨晩のセント・パトリック・デーの仲間たちとも共感したんだけど、私たちの仕事は「アイルランドとはどんな国か」ということを知らない人たちに広めること。マニアの人たちの相手をすることではない。これ、すごく重要。

そして、これも面白いね「干されに不思議の干されなし」。干されている人は必ず理由がある。仕事を切らさないためには…の3ケ条。幸いにも私は自分の仕事の90%(いや、今は70%くらいか…)が自分の仕事なので、仕事がなくなるということはないと思うが(お金が入ってこないかもしれない、という要素は別として)、人から仕事を振られたら「自分は何をもとめられているのか」ということを意識すること。これ重要。そして、相手の想定を超えるパフォーマンスを出す、と。仕事じゃなくても、お客さんが買ってくれるチケットでもCDも同じことかもしれない。いつも期待に答えるいい音楽を紹介すること。そして「やっぱり野崎の制作するライブはいいな」って思ってもらうこと。

いや〜 最近思うのだけど、例えば30年くらい前までは、音楽業界で生きて行くなんて、一部の予算つかえるメジャーな枠に入るしか得られない成功だったのだと思う。それが今や小さいサイズで良ければ、努力すれば(ある程度までは)実る世の中になったと思うんだ。すごいよ、ホント。昔はもう、なんというか、インポッシブル!だったわけだから。未来はめっちゃ明るいと思う。

いや〜、若い人はしっかりしてるし、すごいね。倉持由香さん、勉強になりました。